日帰り登山にオススメの御在所岳

三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市の境にある御在所岳。
名古屋方面から車でも公共交通機関の利用でも、約1時間程度で到着できる場所にあります。
標高1212mの山で鈴鹿国定公園の中に位置し、
「日本二百名山」「関西百名山」「鈴鹿セブンマウンテン」に選定されている、結構スゴイ山なんですよ。
四季折々の変化に富み登山者に人気のある鈴鹿山脈の中でも、最も人気のある山が御在所岳と言っても過言ではないと思います。
また、御在所岳にはロープウェイがあり気軽に季節ごとの山の景色とその麓にある湯の山温泉を楽しめ、登山者だけでなく多くの人が訪れる人気の観光地であったりもします。
特に秋の「紅葉」と冬の「樹氷」のシーズンは大人気の観光地。
登山ルートもいくつかあり、初心者から経験者まで自分に合ったコースを選択できるのも魅力の一つ。
代表的なルートは「表道」「中道」「裏道」「一ノ谷新道」「武平峠ルート」などがあります。
頂上まで登って疲れてしまったら、下山はロープウェイを利用することも可能なので、体力に不安があっても少し安心ですよね。
中道 登山道から御在所岳登山をする場合、鈴鹿スカイラインにある無料駐車場を利用すると登山口まで近くてとても便利です。
50台ほど駐車できる広いスペースの駐車場ですが、中道は人気ルートなので満車になる前の早い時間の到着がオススメ!
尚、駐車場にも中道 登山道にもトイレはありません。
事前に済ませてから、登山口まで向かいましょう!
今回は湯の山温泉街に車を停めて、温泉街の川沿いを歩き「中道 登山道」の入り口まで歩いて向かいました。
この間は舗装路なのですが、温泉街の風情を楽しみながら歩けます。
中道 登山道の想定時間は休憩も込みで、登りは約3時間、下りも約3時間として往復で約6時間かかると想定しました。
中道 登山道はとても岩場の多いルートです。
日帰り登山だからといって、スニーカーなどの軽装で登る事はオススメできません。
登山靴などの装備をしっかり整えてから挑みましょうね!
岩場の多い人気ルート「中道 登山道」

数ある登山道の中でも中道は、アルペンらしい岩場もあり景色も良いので、最も人気があるルートとなっています。
その分、ルートが人で混雑して難所で渋滞が起こりやすいので大型連休や紅葉のシーズンには注意が必要!
また、中道 登山道は鎖に掴まって急な斜面を登る鎖場や、たくさんの細かな石が岩の表面に乗っていて滑りやすいザレ場などの難所もあります。
鈴鹿の山は花崗岩質で風化するとぽろぽろと崩れやすい為、岩場の多い中道 登山道は基本的にザレた場所の多い登山道になっています。
初心者には少し難しいルートと言われるのはこの為のようです。
体力に自信がなかったり、危険を感じたら無理せず下山しましょう!
中道 登山道で山頂へ向かう

登山口にある登山ポストに、記入した登山届を投函して登山スタート!
沢山の登山者が訪れる人気ルートだけあって、踏み跡がしっかりと付いていて足の運びもわかりやすく、5合目くらいまでは手すりの付いた階段も所々に整備されており、割と歩きやすい印象でした。
5合目は展望台のようになっており、この中道 登山道で一番見晴らしが良く景色の良い場所でした。

5合目から6合目の間にある地蔵岩は必見!
岩の上に絶妙なバランスで岩が乗っている光景は、地球の神秘です。
落ちそうで落ちない事から、受験生の合格祈願の名所にもなっているとか…。

中道 登山道の難所「キレット」

6合目は中道 登山道の最大の難所キレット!
急な傾斜の岩場を上ったり下りたりしながら進んで行きます。
これが結構怖いんです。

足運びを慎重かつ丁寧にして、細心の注意をはらいながら一歩一歩進みます。
高所恐怖症の私でも大丈夫だったので、高さ的には皆さんも大丈夫かと…。(笑)
このキレットをクリアしたら、山頂まではあともう少し!



頂上での達成感を味わいましょう

数々の難所を越えてたどり着いた頂上は、達成感がありました。
頂上までの所要時間は、約2時間50分とほぼ予定通りの到着。
天気も良く、頂上から見える景色も最高!

この日は、来る時に交通規制で渋滞しており到着が予定よりかなり遅れてしまいました。
頂上からの下山予測時間を考えると、下山途中で暗くなってしまう可能性があります。
危険回避を考え、ここは無理せずロープウェイで下ることに!
ロープウェイから自分が登ってきたルートを確認しながら山を下るのも悪くない経験でしたよ。(笑)
今回の日帰り登山は、御在所岳が人気なのがわかる登山でした!
皆さんも、是非お休みの日に御在所岳に出掛けてみてください。
登山だけでなく、あなたの好きな楽しみ方を見つけられるかもしれませんよ。
御在所ロープウェイ公式サイト
https://www.gozaisho.co.jp