アコースティクギターの生演奏をスマホで録音している方も多いと思います。
ただ、それでは空気感のある生々しい演奏は録音されません。
空気感のある実際の生の演奏の音を録音したい!
そんなワンランク上の録音に必要になるのが、繊細な音も拾ってくれるコンデンサーマイクです。
初めてのコンデンサーマイクにオススメ!「MXL 2003A 」

初めてコンデンサーマイクを買いたいけど、沢山の種類があって何を買っていいかのかわからない!
価格もピンからキリまであるし、迷ってしまいますよね。
そこで、できるだけ安価で使いやすいコンデンサーマイクをご紹介します。
メーカー名「MXL」型番「2003A」という、コンデンサーマイクです。
2022年1月時点の価格は、税込で2万円弱ほど。
1万〜2万円の価格帯のコンデンサーマイクではイチオシ!
audio technicalやAKGといったメーカーの存在感が大きい価格帯のため、その影に隠れがちな名機です。
登場してから随分と時間が経ちますが、未だ「MXL」の代表機種と言っても過言ではありません。
ちょっとした抑揚やニュアンスまで、しっかり拾ってくれるコンデンサーマイクで、
アコースティックギターの録音に、その性能をしっかり発揮してくれます。
「サウンドハウス」の公式ホームページはここをクリック「MXL 2003A」の特徴

「気になるようなクセも感じなく、とても扱いやすいコンデンサーマイク。」
それが「MXL 2003A」の特徴の説明にピッタリではないでしょうか。
音を拾う部品のダイヤフラムに、直径27mm、薄さ3ミクロンというラージダイヤフラムを使用しています。
この価格帯で、3ミクロンの薄さを使用している製品はなかなかありません。
そのため、繊細な音に対しても反応が良く、音の立ち上がりを逃さず捉えます。
また、レンジが広くフラットな特性を実現しており、あらゆる音に対応できる懐の広さも魅力。
女性ボーカルやアコースティックギターといった、煌びやかさと繊細さが欲しい音源に特にオススメです。
ソロフィンガースタイルのアコースティックギターの演奏などは、繊細なニュアンスまで捉え空気感までしっかり再現します!
「MXL 2003A」の機能
「MXL 2003A」には、ローカットスイッチとPADスイッチを搭載しています。
ローカットスイッチを入れると、150Hzあたりから緩やかに低域がカットされる印象です。
アコースティックギターの音をベースの音と重ねる場合、アコースティックギターの100Hz以下の低域をカットするとベースの音とぶつからずスッキリします。
逆に、低音が必要な場面ではスイッチを入れないように気をつけましょう!
次に、PADスイッチを入れると、入力信号を-10dB減衰させる事ができます。
ドラムの録音やスタジオライブの録音など、音圧の高い大音量を録音する時に使いたい機能です。
また、楽器の多いバンド演奏をオフマイクで録る時にも役に立つのではないでしょうか。
どちらも、状況に合わせて選べる実用的で便利な機能です。
まとめ
とにかくこの価格帯では、クセがなく扱いやすい!
そして、レンジが広く繊細な音まで拾ってくれる実用性の高いコンデンサーマイクです。
今回、アコースティックギター用にオススメしましたが、
ヴォーカル、ギターアンプ、打楽器などの音もそつなくこなします。
フラットな音で録れるため、録音後のEQやコンプなどの編集もとても楽!
また、パーツ交換など改造をすると、高価なノイマンのコンデンサーマイクに似たフィーリングが得られるマイクとしてもマニアの間では有名です。
どのマイクを買おうか迷いっている方にオススメしたい、満足度の高いコンデンサーマイクです!