長野県野辺山に国立天文台がある事をご存知ですか?

長野県南佐久郡南牧村野辺山に、国立天文台 野辺山宇宙電波観測所という、耳慣れない施設がある事をご存知でしょうか?
なんだか堅苦しい名前で、ちょっと近寄りがたい感じがしますよね。(笑)
広大な農地が広がるのどかな場所に、突然、大きなパラボラアンテナのような物体が、円をなして並んでいる光景が現れます。
一見、不気味な光景なのですが、この多数のアンテナのを使って宇宙の姿を観測する電波望遠鏡という施設の一部。
世界的にも、とっても珍しい貴重な場所なんですよ。
望遠鏡というとレンズの付いた物を想像してしまいますよね。それとは全くの別物なのでご注意を!
この電波望遠鏡の何が凄いかと言いますと…。
このところ「ブラックホールの姿を捉える事に成功!」と話題になっていましたよね?
それを成功させたのが、電波望遠鏡なんです!
地球上にある8つの電波望遠鏡を結合させ、始めてブラックホールの姿を捉える事に成功しました。
私の様な凡人には「地球上にある8つを結合」と言われましても、想像できないスケールの大きさですね…。
見学は気楽な感じで大丈夫!大人も子供も学べます
施設内に入ると、丁寧な説明が書かれているボードがいくつも設置されています。
何も知らない状態でも安心して見学できるし、良い勉強にもなります。
「なんだか難しそうな施設」と、思ってしまうかもしれませんが、見学は気楽な感じで大丈夫ですよ。
大人も子供も一緒に学べる環境が整えられています。

ボードの説明によりますと…アンテナの直径は10メートル…ケーそれをケーブルで6台つないで同時に観測して、直径600メートルの電波望遠鏡と同じ電波写真を作り出す事ができる…。
壮大な宇宙を捉える天文学って、当然の事ながら施設のスケールも壮大なんですよね。
野辺山高原は観測に適した場所!

ここ野辺山は標高が高い為、周りに観測の邪魔をするものがありません。また、とても空気が綺麗で、チリやホコリなどが少なく宇宙電波の観測に適した場所なんだそうです。
この場所にこれほどの施設があったなんて、私が知るはずもありません。
私の場合、普段、天文学に触れる機会がありません。たまに、月を見たり星を見たりはしますが…。なので、今まで天文学と言われてもピンときませんでした。
今回、この施設で日夜宇宙と向き合っている方々いて、ブラックホールなどの未知の宇宙を研究をしていると知り、少しだけ天文学が身近になった気がしています。もちろん、その気になっただけで全くわかっていませんけどね…。
でも、ここで壮大な宇宙を感じてしまったら、地球上で人間のやっている経済活動なんて、とてもちっぽけに思えましたよ…。
見学は無料!標高が高くて涼しい場所です!

ここ野辺山宇宙電波観測所は、誰でも無料で見学できます。
入り口の門のところで守衛さんに声をかけ、名前などの必要事項を記入して下さい。見学者用にシアターもありますが、ご利用される場合は事前に上映時間などの確認をしてから足を運ばれる事をオススメします。
それから、微弱な電波を観測している為、施設に入る時はスマートフォン、携帯電話の電源をOFFにするか、機内モードにして下さいね!!
八ヶ岳、清里からも近く、夏休みにお子様の自由研究も兼ねて家族で一緒に遊びに出掛ける場所にも最適です。
また、カップルであればデートコースに加えてみてはどうでしょうか?
パートナーに知的でクールな印象を与えられるかもしれませんよ。
ただ…標高が高く涼しいのですが、空気が綺麗な為、油断しているとしっかり日焼けします…。
日焼け対策を忘れずに!!
↓野辺山宇宙電波観測所の詳細はコチラ↓