「SAVAREZ」「JOHN PEARSE」「D’Addario」、アコギ弦を比較

アコースティックギターは、使用する弦のメーカーによって音質に違いの出る楽器です。

アコースティックギターを愛好する方々は、様々なメーカーの弦を試しているのではないでしょうか?

FUJII GUITARS

今回は、3つのブランドのフォスファーブロンズ弦ライトゲージの音色を比較してみようと思います。

使用したギターは、FUJII GUITARSのOMでTOP材がコーカシアンスプルース、BACK&SIDEはインディアンローズウッドです。

FUJII GUITARSの公式ホームページはここをクリック

弦の影響だけでなく、使用するギターの大きさや材質などによっても音色に違いがでるので、あくまでも参考までに…。

あわせて読みたい

ルシアーメイドという個人製作家が手作りするアコースティックギターの世界をご存知でしょうか? そこには、数々の名曲で演奏されてきたマーチンやギブソンなどの誰もが憧れを抱くアコースティックギターとは違った世界が広がっています。 ル[…]

FUJII GUITRAS-OM
広告

まずは、ざっくりとした比較動画

ざっくりと比較動画を作成したので、まずはこちらをご覧ください。

弦交換をしてすぐの状態の音です。

録画にはiPhone11Proを使用。

録画日が違う事、SAVAREZの弦の時だけiPnoneの設置位置が大きく違う事をご了承ください!

ざっくりとしたイメージは伝わったでしょうか?

それから、注意点が一つ!

今回の比較動画に使用したFUJII GUITARSのOM-cwは元々からサスティーンが長いので、その部分はあまり参考にしないで下さい!

D’Addario EJ16 の特徴、価格

楽器屋さんにいくと必ず置いてあると言っても過言でないのが、ダダリオの弦。

ダダリオは1974年にフォスファー・ブロンズ弦を世界で初めて販売したブランドです。

1980〜1990年代にかけて圧倒的に多数の人が使用しており、今でも定番の弦ですよね。

メーカーサイトの情報によると、シェリル・クロウ、パット・メセニーなどのアーティストも使用しているとの事。

音質にクセがなく、ピックでのストロークからフィンガーピッキングまで無難にこなしてくれるオールラウンダーな弦だと感じます。

その為、ギターの材質、形状を選ばず使用できる弦と言えるかもしれません。

温かみがあり硬すぎず柔らかすぎず、また低音もスッキリしており、音楽のジャンルを選ばず使用できる弦です。

パッケージに書かれている「WARM、BRIGHT、& BALANCED TONE」という表現がピッタリの音質ですね。

チューニングの安定性は高いのですが、張り替えてからの劣化は早めで、弾いていると徐々に音に艶がなくなってくる印象です。

2021年4月現在の1setの価格は、税込¥800〜¥1000ぐらいです。

JOHN PEARSE ACOUSTIC-SET #600L の特徴、価格

ジョン・ピアーズ氏は、ギタープレーヤー、プロデューサー、デザイナーと多方面に活躍されている人物あり、この弦はその彼が、プロアーティストに向け開発したアコースティックギター弦の1つです。

販売はアメリカのBreezy Ridge Instrumentsが担当している製品です。

この弦の特徴はその音抜けの良さ!

1〜6弦までバランス良く、各弦の音が明瞭に出力されます。

また、録音時にマイク乗りが良く、マイクのセッテイングで困る事も少なくなりそうです。

弦の滑りも良くフィンガーノイズの調整もし易いので、フィンガーピッキングに最適!

抜けの良い音と言うと硬質な音をイメージされると思いますが、実際の音は上品に聞こえるよう倍音がコントロールされており、高音に嫌なキンキンしたところも無く落ち着いた温かみの音色です。

しばらく使用し音質に劣化が始まっても、チューニング、ピッチの正確さを維持してくれるのも、さすがはプロ使用といったことろ。

寿命はコーティング弦でないノーマル弦としては長い方かもしれません。

ただ、サビ易いのが欠点で、ギターを弾いてそのままにして保管し、次に弾くと指先が黒くなる事があります。

弾き終えたら、弦をクロスなどで拭いてから保管をしましょう!

2021年4月現在の1setの価格は、税込¥1300前後です。

SAVAREZ L Ref. A140L の特徴、価格

サバレスは歴史のあるフランスの弦ブランドでクラシックギターのナイロン弦では超有名なメーカーです。

サバレスが、アコギ用の金属弦も製造を始めた事をご存知でしょうか?

その音質は、やはりアメリカ製とは違い、クラシカルなヨーロッパを感じせる倍音豊かで深みのある響きを持っています。

特に高音弦のきらびやかだけど上品で透明感のある響きは、クラシック音楽に通ずるものを感じさせます。

そして驚くべきは、音圧が高く太い音を出力する事!

フィンガーピッキングなのに、音がドッカ〜ンと前に飛び出ていく感じ!

動画で前者2ブランドの弦の時とiPhoneの位置を変えて録画している理由は、同じ位置で録画すると音が割れてしまう為なんです。

私の使用しているギターでは、それくらい太い音に変化しました。

ただ、レスポンスも早い為、ピックで弾くと音が暴れるというかシビアなコントロールを要求されます。

フィンガーピッキングでの使用が最適ですね!

ピッチの正確さもレベルが高くチューナーの針がほとんどブレません。

その正確さは、前者2ブランドと比較して頭ひとつ抜け出ているように感じました。

また、金属弦は生産後からすぐに劣化が始まってしまうという欠点があります。

サバレスは工場で出来上がったばかりの品質を維持する為、特殊なパッケージングを施す事で長寿命な弦を実現しています。

決して安価な弦ではないので、こういった気配りもありがたいですよね!

実際に使った印象でも、劣化するスピードはゆっくりに感じました。

張りたての時点から、少し馴染んだ感じの落ち着いた音がするのも特徴的です。

2021年4月現在の1setの価格は、税込¥1500前後です。

最後に

弦のブランドを替えると音質に変化のあるところも、アコースティックギターの楽しみのひとつではないでしょうか?

味と同じように、音にも人それぞれ好みが分かれます。

後者2ブランドはフィンガーピッキング向きの弦だと思います。

3ブランドだけでなく、まだまだ沢山のブランドの弦が販売されています。

フラットピックで弾く時に、良い音と感じる弦もあるハズです。

皆さんも、自分の好みに合った音、曲の雰囲気に合った音の出る弦を探してみましょう。

結構、楽しいですよ!